今回のテーマは「家を購入する際の住所変更のタイミング」です。
住宅ローンの契約や所有権移転登記の手続きは、住所変更の前にやったほうが良いのか、それとも住所変更後にやったほうが良いのか、を解説したうえで、車庫証明の住所変更についてもざっとご説明します。
家購入の際の住所変更は住宅ローン契約の前か後かどちらが良い？
家購入の際の住所変更のタイミングについて、まずは「住宅ローン契約前に済ませるべきか、契約後に住所変更すべきか」についてお答えしましょう。
答えはズバリ「申し込み前の住所変更がおすすめ」です。
その理由としてはまず「ほとんどの金融機関において、契約書を交わす際の住所は融資を受ける住所＝新住所にすることを求めているから」というのが挙げられます。
また、仮に金融機関が旧住所での契約を認めたとしても、新居を登記する際に住所変更登記をする必要があり、その手間と費用が余分にかかってしまうので、契約前に住所変更をしたほうが手間が少なく金銭的にもお得、という理由もあります。
家購入の際の住所変更は所有権移転登記の前か後かどちらが良い？
家購入の際の住所変更のタイミングについて、続いては「所有権移転登記前に済ませるべきか、所有権移転登記後に住所変更すべきか」についてお答えしましょう。
こちらも住宅ローン契約と同様に「前」のタイミングがおすすめです。
なぜなら「所有権移転登記をした際に登記簿に記録される所有者の住所は、登記申請時の住民票に記載されている住所だから」です。
旧住所のままで所有権移転登記をした場合、その後また新住所の住民票を入手して、住所変更登記手続きをしなければいけなくなるので、余計な手間とお金がかかってしまうわけですね。
マイカーを所有しているなら車庫証明の変更も必要
マイカーを所有しているのであれば、家だけでなく車庫証明の住所変更も忘れてはいけません。
住所変更があった日から15日以内に、車庫証明の住所変更手続きを済ませましょう。
この期限を過ぎると10万円以下の罰金を科せられる可能性がありますよ。
また、軽自動車の場合は車庫証明ではなく「軽自動車の保管場所届出」が必要ですが、実は地域によっては保管場所の届け出を必要としていないところもあります。
新居となる地で「保管場所届出が必要かどうか」は、各都道府県の警察署ウェブサイトなどで確認すると良いでしょう。
まとめ
今回は家購入の際の住所変更のタイミングなどを解説しました。
手間を省き費用を節約するためにも、できる限り住宅ローン契約前＆所有権移転登記前に住所変更を済ませましょう！
また、マイカーを所有している方は車庫証明の住所変更も忘れてはいけませんよ。
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