賃貸契約時に知っておくべき善管注意義務とは?違反した場合の責任について解説!
アパートなどの賃貸契約を結ぶ際、善管注意義務とは何かについての説明がありますが、あらかじめどういった法律なのかを知っておくとその内容も理解しやすくなります。
ではその善管注意義務とはどういったものなのか、そしてそれを違反した場合にどういった責任を負うのか、またそれらの注意点について説明していきます。
賃貸契約時に知っておくべき法律!善管注意義務とは?
アパートなどを借りる際に、貸主と賃貸契約を結ぶことになりますが、その時不動産会社や管理会社からその契約についての説明があります。
この説明はさまざまなトラブルに関しての対処法や、禁止事項といった重要な項目ですのでしっかりと聞いて把握しておく必要があるのです。
具体的には家賃や敷金など、契約時に必要な一時金のことや、
どういった建物であるかということ、家主と借主との間の権利や義務、注意点についてです。
こういった説明は国家資格を持つ宅地建物取引士によっておこなわれますが、宅地建物取引業法では重要事項説明というその名のとおりとても重要なものなのです。
賃貸契約時、特に重要なのが善管注意義務というもので、これは原状回復費について貸主と借主との間での費用負担について記されたものです。
つまり善管注意義務とは部屋を借りる際に借主が守るべき注意事項で、これに反すると原状回復費の負担が大きくなってしまう可能性があるのです。
善管注意義務違反で賃貸契約時の敷金が返金されない可能性
善管注意義務は民法の第400条に定められている、善良なる管理者の注意義務のことを言い、借主が常識の範囲内でその部屋を使用するように貸主が管理する法律です。
つまり適切な使い方や処置を怠って、その結果部屋や建物に明らかな損耗や劣化が表れた場合には違反と見なされ、その修復や修理の義務を負うこともあります。
具体的な例をあげると、エアコンの結露が床に落ちそれを放っておいたためにカビが発生した、たばこのヤニでクロスが変色したなどがそれに当たります。
他にも油を流し排水溝が詰まったとか、水の止め忘れによる水漏れなどの過失も違反となる可能性がありますが、貸主や管理会社によって基準は異なります。
こうした善管注意義務違反に問われた場合、敷金が返金されないこともあり、さらに修繕費用を求められることも管理会社によっては考えられます。
部屋を大切に使うことはもちろんなのですが、入居時に不動産会社の立ち合いの下で室内の写真をとり画像を残していくと退去時の証拠にもなります。
まとめ
入居時のチェックは賃貸契約においてとても重要で、過度な請求に対してそれを拒否するための証拠にもなりますし、敷金が返金されないという事態を防ぐこともできます。
ただ善管注意義務は、自分の後に借りる人やその家族に対しての気配りでもあるので、こまめに掃除をおこない清潔できれいな状態を保つよう心がけてください。
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