不動産を売却しようと思ったら、いくつかの方法がありますので、それぞれの特徴やメリット・デメリットを把握してから選ぶことをおすすめします。
現状渡しを検討されている方は、注意点を理解してから進めていきましょう。
不動産の売却における現状渡しとはどんな方法なのか？
長年暮らしてきたマイホームなどは、どうしても劣化が気になります。
リフォームをおこなってから売ることもできるのですが、いわゆる現状渡しにて売却を進めていくことも可能です。
メリットもあるのですが、注意すべきこともあります。
●瑕疵があるまま売ることができる
できるだけ見た目や印象が良いほうがスムーズに売れやすいことも多いのですが、なかには劣化があっても安く購入できるならそのほうが良いと考えている方もいます。
瑕疵があっても、リフォームすることなく売却する方法が現状渡しです。
●契約不適合責任について
2020年に改正になった民法に、契約不適合責任についての記載があります。
これは、売却したあとにあらたに瑕疵が見つかった場合、買主は売主に対して責任を求めることができるというものです。
そのため、不動産を売る場合はより注意が必要になるということです。
●告知義務がある
壁にヒビがあったり、どこか不具合が見られたりする場合は、あらかじめそれについて正直に伝えてください。
それを理解して、買主さんは購入を検討することになります。
告知義務をおこたった場合は、責任が発生することになりますので、必ずきちんと伝えるようにしましょう。
不動産の売却で現状渡しにするメリットについて
現状渡しにて不動産を売ることができれば、いろいろなメリットが得られます。
リフォームなどの手配なども不要になりますので、そこも良い点だと言えるかもしれません。
●コストがかからない
リフォームをおこなってから売却する場合、コストがかかりますが、現状渡しであればこれらが不要になるといったメリットがあります。
●早期売却
リフォームをしないということは、コストだけでなく工事のための手間や時間も節約できるということです。
そのため、早く売りたいとお考えの方にもおすすめな方法だと言えるでしょう。
●相場
現状渡しのデメリットは、相場よりも価格が安くなってしまうことです。
まとめ
不動産の売却で現状渡しを選ぶメリットは、コストが抑えられるなどいろいろあるのですが、安い価格になってしまうといったデメリットもあります。
よく考えて、自分の希望に合った方法を見つけてください。
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