川沿いの家の売却を検討している方であれば、希望価格で売却できるか心配に思うかもしれません。
浸水被害を受けやすい地域の不動産は、売買契約後のトラブル発生リスクから安く買い叩かれる可能性があります。
この記事では、川沿いの家がもつメリット・デメリットや、スムーズに売却する方法、浸水被害が売却に与える影響をご紹介します。
川沿いの家の売却！スムーズに売却する方法
不動産の中でも川沿いの家は売却しにくいといわれています。
しかし、適切な方法で売却をおこなえば、一般的な不動産の相場価格で売却することが可能です。
たとえば、建物に劣化や欠陥がないことを証明するために、ホームインスペクションをおこなう方法があります。
ホームインスペクションは、不動産の専門家が建物の状態を確認し修繕部分などを診断してくれるサービスです。
また、地盤調査をして土地の強度に問題がないかを確認すると買主が安心できるでしょう。
建物部分を解体して、更地として売却するとスムーズな取引が可能です。
更地は利用の幅が広いため、買主が現われやすいメリットがあります。
川沿いの家の売却！川沿いの家のメリット・デメリット
川が近くにあると風が発生しやすいため、猛暑日でも風通しが良く家の中に涼しい風を取り込めるでしょう。
風だけでなく日光を遮る建物がないため、日当たりが良いというメリットもあります。
また、自然が近くにあり景観が良い川沿いは、日常生活にゆとりをもたらします。
川沿いの開発が進められている地域では、自然を楽しみながら散歩できるでしょう。
しかし、洪水などの災害で甚大な被害を受けやすいデメリットもあります。
水分を含んだ脆い地盤は、地震によって地盤沈下や液状化が発生しやすい特徴があります。
また、川沿いは羽虫が発生しやすい点にも注意が必要です。
川沿いの家の売却！浸水被害を受けた場合
浸水被害を受けた家は、瑕疵物件として扱われるケースがあります。
瑕疵（かし）とは不具合や欠陥を意味する言葉です。
浸水によって地盤が脆くなった土地や、基礎などの大切な構造部分にダメージを受けた家は瑕疵物件に該当します。
瑕疵のある物件を好んで購入する方はいないため、相場価格の7～8割で取引されるケースが多いでしょう。
売買契約を結んだ後に被災した場合は、民法にあるとおり買主側が無条件で契約を解除できる点にも注意が必要です。
買主に有利な法律ですが、特約によって契約後の負担を買主に定めることができるため、契約内容を不動産会社と相談してみましょう。
まとめ
川沿いの家がもつメリット・デメリットや、スムーズに売却する方法、浸水被害が売却に与える影響をご紹介しました。
身近な場所に自然がありリラックスできる反面、浸水などの災害を受けやすいデメリットがあります。
相場価格で売却するために、ホームインスペクションや地盤調査などの実施を検討してみましょう。
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